408【大人は虎変こへん)す】 出典・易経・革卦かくか)・象伝
《 意味 》

 立派な王者が、国家の制度や法の改革を行うと、条理が通って、面目一新する。「大人」は、人格のすぐれた立派な王者。「虎変」は、虎の毛の模様のようにはっきりとして、筋道の通った変化のこと。また転じて、人格が日々新たになることをいう
 
《 訳文 》

 立派な王者が改革を行うと、虎の毛が秋になって生え変わりその文様が美しくなるように、明快な変化を得ることができる

《 原文 》

 大人虎変、其文炳也

 大人は虎変すとは、その文あきら)かなり

《一言多い解説》

 出世魚でさえ出来ることである