407【大上は徳を立つるあり】 出典・春秋左氏伝・襄公二十四年 |
《 意味 》
人の最上の行いは、人格を完成して世を救うことであるということ。「大上」は、最もすぐれた有徳の聖人
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《 訳文 》
(晋の范宣子が魯の淑孫豹に不朽ということについて尋ねた。それに対して)淑孫豹は答えて言った。「わたくしの聞いておりますことでは、最もすぐれた有徳の聖人は立派な徳をたて、(大上の)次に位する大賢は立派な功績を立て、(大賢の)次に位する賢人は立派な言葉を述べて、それぞれに世の役にたっている。しかも、時を経ても廃れることがない。これらを不朽というのです
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《 原文 》
豹聞之、大上有立徳、其次有立功、其次有立言。雖久不廃。此之謂不朽
豹これを聞く、大上は徳を立つる有り、その次は功を立つる有り、その次は言を立つあり。久しと雖も廃せず。これをこれ不朽と謂う
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《一言多い解説》
徳には松竹梅がある
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