399【大隠は朝市に隠る】 出典・王康琚詩・反招隠 |
《 意味 》
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真の隠者は山野にひきこもらず、世の人々と共に住むということ。また、真の隠者は世の人々と共に市中に住んでも、俗塵に染まることはないの意でも用いる。「朝市」は、朝廷と市場のことで、転じて、人々の多く集まるところの意となった。
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《 訳文 》
つまらない隠者は山野にひきこもって隠れ住むが、真の隠者はむしろ朝廷や市場などの人々の多く集まるところにあって、俗世の中に埋もれるようにして住むものだ(それは人中に居ても名利に心を動かされることがないからである)
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《 原文 》
小隠隠陵藪、大隠隠朝市
小隠は陵藪に隠れ、大隠は朝市に隠る
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《一言多い解説》
雑踏の中に居て気配を隠して見えず
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