　ババンバンバン

　メリケン国・盗卵賦大統領来日第二幕の一席でございます

　ゴルフ対決の結果は判りません。何しろ、公文書扱いにしないという事で、お二人ともスコア記録さえ書かないでプレーしたんですから。まあ、ゴルフの結果なんてどうでも良い、知りたいのは密約ですよ。ゴルフ場で外交ってありですか？かつて、日本がバブルの頃、巷の会社では、こんな会話が企業内の人間関係で展開していた

　社長、おはようございます。御顔色も宜しいようで、ゴルフですか？いつもの夫婦水入らず、で愉しまれた？

　嗚呼、うちの女房が最近私よりいいスコアを出すようになって、おとといも敗けちゃってね

　そりゃ残念。それじゃあどうです？レッスンプロに手ほどき受けられては

　それが叶えられれば苦労しないんだが

　私がよく行く練習場にレッスンプロが時々指導に来てくれるんですが、頼めばＣ・Ｃでもそこの練習場でも
　　　みてくれるんです

　それは善いねえ。どうしようかな。まずは、練習場で手取り足取り

　判りました。調整してみましょう　・・・

　こんな会話が会議の後、交わされておりました。そして、後日そのお二人とあと二人の会社幹部がＣ・Ｃをまわって今度は（バン）

　社長、いま実績から見て夏のボーナスは平均５パーセントダウンに押さえないと、大阪支店あたりから
　　　２名ほど社員を削らないといけなくなります

　総務部長、リストラはまずいよ。まずは数字を見ない事には。明日にでも見せてくれ

　はは～

　こんな調子。皆さんの今愉しんでいるゴルフ経費を削ればいいじゃん（バン）

　盗卵賦・安倍麻呂のおもてなし外交は、こんなおままごとのようなつつましい設定ではありえなかった。伝統ある国技の慣習を壊して国技館の相撲観戦では、マス席にドン・ドカン・ドスン・クァバッと応接椅子を並べて悠々の観戦姿を世界に見せつけた。あの場の景色を醜悪なものにしてしまったと思うんです

　私はこれって北朝鮮の金朝君に対し、余りにも情けない外交メツセージを伝えてしまったと思うんです。自分の国の厳粛なる文化を曲げてでも人に媚びへつらう男をまともに扱う気持ちにはなれないと、金朝君は嗤っている事でしょう

　分析されてるんです、もう安倍麻呂は。すっぽんぽんの裸の王様になってヒコーキに乗って、ヘラヘラしながら外国の飛行場に降り立ち、迎えた国のトップがチョッと難しい顔をすれば、ポイ、おべんちゃらを言っても、ポイですもん。

　ポイって何ですかですか　・・・　え・ん・じょ。良い子は真似をしないでね。

　　（バン）

　え～、私といたしましては、このお店の金目鯛の塩焼きをお勧めするものでありまして・・・

　やってますやってます。夜の六本木でも。物を食べるのになれない箸で食べたら、それだけで不味くなると思いますから、目黒のさんまじゃないけど、安倍麻呂夫人が小骨一本まで取り除いて、「お口あ～んして」等言いながら盗卵賦の口に運んでみせた、とその時（バン）目乱猫夫人の眼が険しくなった。翻訳付きで紹介しよう

　まあ、なんて事するの。あんた、まだ人にチョッカイ出す癖が取れないの？

　シンゾー、あんたの奥さん、俺に気が有るんじゃないの？

　閣下、宜しかったら差し出しましょうか？　そうだ閣下、とりかえばやで、スワッピング外交はどうです
　　私、金髪に弱いんです

　バツキャロー、どう比べても俺の方が割に合わない

　ですよね～

　などと、アホクサ接待の夜は更けていくのでありました。明日も遣るから聴きに来てくださいね。最後に。このお噺ははっくしょん、もといフィクションです

　　　続けて第三幕を聴く

　　　