88:【思い半ばに過ぐ】 出典:北易経・繫辞伝
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《 意味 》
考えてみるだけで、大半の意味はわかるいうこと。また、おおよそのことは推測できる、思い当たることが多い、ということ。
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《 訳文 》
(易の占いをするには、普通の人は、)六爻(=爻は占いのシンボルである陰・陽をあらわす--とーの二種の棒。一つの卦に六本ある)の一つ一つ全部を理解すれば、未来の消長吉凶を居ながらにして知ることができる。しかし易をよく理解している人は卦の最初についている説明である彖辞(=卦辞)を見ただけで、占いの内容の大半を悟ることができる。
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《 原文 》
噫亦要存亡吉凶、則居可知矣。知者観其彖辞矣
噫、亦た存亡吉凶を要すれば、則ち居ながらにして知るべし。知者その彖辞を観れば、則ち思い半ばにすぎん。
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《 一言多い解説 》
言葉を諳んじる才能が有ればできる
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