77:【 枉駕】 出典:三国志・蜀書・ 諸葛亮 |
《 意味 》
一般の礼に反して、身分の高い者が、わざわざ乗り物を立ち寄らせて、身分の低い者を訪ねること。また、人の来訪を敬っていう語。ご光臨いただく。「枉」は、まげるの意。「駕」は、乗り物。乗り物の行き先をまげるということ。
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《 訳文 》
(徐庶が劉備に友人の諸葛亮《孔明》を推挙していった。)「この人はこちらが会いに行くべき人であり、力ずくで呼び寄せることはできません。将軍(劉備)はどうかご自分で出かけていってお会いなさるのがよろしいでしょう。」
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《 原文 》
此人可就見、而不可屈致也。将軍宜枉駕顧之
この人は就きて見るべくして、 屈致すべからさるなり。将軍 顧く枉駕してこれを 顧ぬるべし。
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《 類句 》
枉駕臨光 枉屈 駕を 枉ぐ
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