66:【枝本より大なれば必ず)く】 出典:史記・魏其武安候ぎきぶあんこう)列伝
《 意味 》

 下位の者が上位の者より強くなると危険であるというたとえ。「」は裂けるの意
 
《 訳文 》

 韓安国が言った。「(謀反人の灌夫かんふ)をこのまま放っておけば、漢王朝の屋台骨が崩れ落ちる事になります。)これはちょうど『枝が幹より太く、脛が腿より太くなると、折れないにしても必ず裂ける。』といわれているようなものです。」

《 原文 》

 韓安国曰、・・・此所謂、枝大於本、脛大於股、不折必披

 韓安国曰く、・・・これは所謂いわゆる)、枝本より大にして、脛腿より大なれば、折れざるも必ず)く、と。

◎ 一言多い解説

 芽を摘む。出る杭は打たれる。