58:【有無相通ず】 出典:管子・ 小匡しょうきょう)
《 意味 》

 お互いに補い合って融通すること。有るものと無いものとを相互に交易する意
 
《 訳文 》

 (菅仲が斉の桓公に、商業について述べた)「量の多少、値段が高いか安いかなどを見定めて、自分の持っているものを持っていないものと交易し、安く買って高く売れば、この国に不足している羽毛や竹が自然と集まり、余裕もでてくるようになります。」

《 原文 》
 料多少、計貴賤、以其所有、易其所無、買賤鬻貴。是以羽毛不求而至、竹箭有余於国
 多少を はか)り、貴賤を計り、その有する所を以って、その無き所に)え、賤に買い貴に ひさ)ぐ。ここを以て羽毛求めずして至り、 竹箭ちくせん)国に余りあり。

◎ 一言多い解説

 経済学のいろは