46:【咽喉の地】 出典:戦国策・秦策 |
《 意味 》
重要な地。人間ののどに匹敵するような、国の重要な土地や通路という意。「咽喉」は、のど。急所・要害のたとえ。
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《 訳文 》
(
(頓弱が始皇帝に説いて言った。)「韓の国は、我が国にとって天下の通路にあたり、魏の国は天下の中心部にあたる重要な地です。(万金をわたしに与えて韓や魏を説得させ、両国が服従したならば天下統一の一歩になります。)」
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《 原文 》
韓天下之咽喉、魏天下之胸腹
韓は天下の咽喉にして、魏は天下の胸腹なり
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◎ 一言多い解説
英雄に巧いことを言って取り入る人は、いざ事が旨く運ばなかったら、詰め腹を切らされる。仕事もしないで頓ずらしたら、とことん追い詰められる
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