43:【渭浜の器】 出典:儲光義詩・可舒大夫頌徳 |
《 意味 》
将軍や大臣となるべき才能・人物。「渭浜」は、太公望呂尚を指す。直接には渭水(黄河の支流)のほとり、岸のことである。周の太公望呂尚は渭水のほとりで釣り糸を垂れて賢人に出会うのを待っていたが、後に周王に見いだされて宰相になったという故事による。
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《 訳文 》
大いなる天の自然の法則は、主君が生まれると同時に家臣となる者も生むのである。・・・ 卓越した才能をもつ大人物である太公望呂尚は、他に抜きんでて山西で名高い。
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《 原文 》
天紀啓真命、君生臣亦生。・・・超超渭浜器、落落山西名
天紀真命啓く、君生まるれば臣も亦生る。・・・超超たり渭浜の器、落落たり山西の名
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◎ 一言多い解説
人に見いだされるきっかけは、綿密な作戦によってもたらされる
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