414【多言はばしば)窮す】 出典・老子・五章
《 意味 》

 おしゃべりは、しばしば行き詰まってしまうものだ。おしゃべりは、かえって損をすることがある。ならば、よけいなことはしゃべらず、むしろ口数が少ないほうがよい。
 
《 訳文 》

 言葉を多くすればするほど行き詰まることになる。自然のまま飾らず、ほどほどに話す方がよい。

《 原文 》

 多言数窮。不如守中

 多言は数窮す。ちゅう)を守るに)かず

《一言多い解説》

 沈黙は金、雄弁は銀