388【巣林の一枝】 出典・荘子・逍遥遊しょうようゆう)
《 意味 》

 小さな家。また、ささやかな家に満足していること。分に安じて満足することをたとえて言う。鳥が巣をかけるのは、大きな林の中のたった一本の枝にすぎないことからいう
 
《 訳文 》

 鷦鷯みそさざい)は深く茂った林に巣をかけるが、わずか一本の枝を用いるにすぎず、偃鼠どぶねずみ)は大きな河で水を飲むが、わずかな量で腹を満たすだけだ

《 原文 》

 鷦鷯巣於深林、不過一枝。偃鼠飲河、不過満腹

 鷦鷯は深林に巣くうも一枝に過ぎず。偃鼠は河に飲むも腹を満たすにすぎず

 
《一言多い解説》

 後宮三千人の主は、どうなの