387【総領】 出典・漢書・魏相ぎしょう)
《 意味 》

 すべてを治め、取り締まること。また、その任にあたる官職。わが国では家を継ぐべき長男の意に用いることが多い

 
《 訳文 》

 漢の宣帝はようやく政治の実権を握ることができ、善政に努め、群臣を鍛え、実際の政治と名目と合っているかどうかを明らかにし、魏相きしょう)も多くの職を取り締まり、帝の意に答えた。

《 原文 》

 宣帝始親万機、厲精為治、練群臣、核名実。而相総領衆職、甚称上意

 宣帝始めて万機をみすか)らし、精をはげ)まして治をおさ)め、群臣を練り、名実を核す。しこう)してしょう)、衆職を総領し、甚だ上意にかな)

 
《一言多い解説》

 一男三女でも末っ子だったら、どうよ?