383【操觚そうこ)】 出典・陸機・文賦・序
《 意味 》

 文章を作る事。文筆業。「觚」は、紙のなかった時代の文字を書くための木の札。ふだ))って文を作ることをいう。「操觚界」というと、文筆業の世界のことを指す

 
《 訳文 》

 (文章においては、構成が内容を支えて根幹となり、修辞が枝となって葉を茂らすものだ。実際、心と表現は同一なもので、楽しい思いをすれば笑みがこぼれ、悲しいことを言えばため息がもれる)。だから木札を手にしてすらすらと文章が書けることもあり、筆をくわえて茫然ぼうぜん)とすることもある)

《 原文 》

 或操觚以率爾、或含毫而邈然

 或いは觚を操りて以て率爾そつじ)たり、或いはふで)を含みて邈然ばくぜん)たり

 
《一言多い解説》

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