370【善悪の報いは影の形にしたが)うが若し】 出典・旧唐書くとうしょ)張士衡ちょうしこう)
《 意味 》

 善悪それぞれの行為に対する報いは、影がものについてまわるように、必ず現れるものだというたとえ
 
《 訳文 》

 「善悪の報いは、影が形についてまわるように、必ず現れるものだ」というのは儒教の書物にもある言葉であって、どうして仏教のお話だけが説くところであろうか
 
《 原文 》

 善悪之報、若影隋形。此是儒書之言、豈徒仏経所説

 善悪の報いは、影の形に隋うが若し。これはこれ儒書の言にて、))だに仏教の説く所のみならんや
《一言多い解説》

 原典争いの様相である