367【切磋琢磨】 出典・詩経・衛風えいふうく)淇奥きいく)
《 意味 》

 学問修養に励むこと。人格を磨き上げる努力をすること。「切」は、骨を加工すること。「磋」は、象牙を加工ること。「琢」は、玉を磨くこと。「磨」は、石を磨くこと。玉石を磨き上げるように、仲間同士がお互い励まし合って、学問や人格の向上に努めることをいう
 
《 訳文 》

 )の川のほとりを見やれば、緑の竹群たけむら)が美しい。その竹のように鮮やかにして立派な君子よ、あなたは骨や象牙を切り刻み、玉石を磨き上げるように人格を磨き上げ、厳かにして心広く、輝き際だっていらっしゃる
 
《 原文 》

 瞻彼淇奥、緑竹猗猗。有匪君子、如切如磋、如琢如磨。瑟兮僴兮、赫兮咺兮

 彼の淇奥きいく))れば、緑竹猗猗いい)なり。匪たる君子有り、切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如し。しつ)たりかん)たり、かく)たりけん)たり

《一言多い解説》

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