363【赤心を推して人の腹中に置く】 出典・後漢書・光武帝記
《 意味 》

 人を深く信頼し、真心で接するたとえ。「赤貧」は、真心・誠意のこと。自分が誠意を持っていることから推察し、人も同じように誠意を持っていると信じること
 
《 訳文 》

 降伏してきた者たちは口々に、「蕭王(洪武帝)」は、ご自分の真心から推し量って、他の者も当然まったく同じ誠意をもつと思って接してくれる。わたしたちも蕭王のためには、どうして命を捧げずにいられようか」と言った
 
《 原文 》

 降者更相語曰、蕭王推赤心置人腹中、安得不投死乎

 降者更相語りて曰く、蕭王赤心を推して人の腹中に置く、安んぞ死に投ぜざるを得んや、と
《一言多い解説》

 俺のために死んでくれ、と言っているのだが