362【碩学鴻儒せきがくこうじゅ)】 出典・晋書・儒林じゅりん)
《 意味 》

 学問の深く広い大学者のこと。「碩」も「鴻」も大きいの意で、大いなる儒学者をいう。
 
《 訳文 》

 (漢の武帝の代になると、学者を尊ぶようになった。今、晋の時代になったがその風はすたれていない。)政権を取ってまだ間もなく、十分に軍事力を整備するように心がける状態であるが、君主が学問を好み、朝廷にはすぐれた者が多く集まり、当時、大学者たちで満ちあふれていた。
 
《 原文 》

 洎当塗草創、深務兵権、而主好斯文、朝多君子、鴻儒碩学、無乏於時

 当塗とうと)草創にて、深く兵権に務むにおよ)びて、主斯文しぶん)を好み、朝に君子多く、鴻儒碩学こうじゅせきがく)、時に乏しきこと無し
《一言多い解説》

 朝の食事の際の喧しき事、食事マナーからお茶の飲み方まで、議論の途絶えることはなかった、かも