351【寸馬豆人】 出典・荊浩けいこう)・画山水賦
《 意味 》

 絵を描くときの技巧。遠景の人馬は小さく描くようにするということ。また、そのように描かれた人馬のこと。「寸」「豆」は小さいたとえ。一寸の馬、豆つぶのような人の意味。「寸馬分人」ともいう。「分」は一分のこと

 
《 訳文 》

 およそ山水画を描くときの筆使いの心得としては、山は一丈、樹木は一尺、馬は一寸、人は一分というように大小を描き分け、遠近を表現するのである

 
《 原文 》

 凡画山水、意在筆先、丈山尺樹、寸馬分人

 およ)そ山水を描くに、意は筆先に在り、丈山尺樹じょうざんせきじゅ)、寸馬分人

《一言多い解説》

 じゃあ、河はどう描くの

 

   

   
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