346【杜撰】 出典・野客叢書・杜撰 |
《 意味 》
著作などに誤りの多いこと。また、物事に対して、いい加減でぞんざいなこと。「撰」は、記す、著すの意。「杜」を「ず」と読むのは呉音読み
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《 訳文 》
宋の詩人杜黙は詩を作るのに、よく規則を外れた詩を作った。このことから、物事の規則に合わないことをするのを杜の著したもののようだと言うようになった
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《 原文 》
杜黙為詩、多不合律。故言事不合格者為杜撰
杜黙詩を為るに、律に合わざること多し。故に事の格に合わざる者を言いて杜撰と為す
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《一言多い解説》
中国の詩は、五言律詩とか七音絶句とかあるが、韻の規則が複雑かつきちんと定められている。平仄に合わない等の詩をバンバン創ったのか。構わないとは思うけど
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