344【数行並び下る】 出典・梁書・昭明太子伝 |
《 意味 》
読書の能力に長じていること。読解力に優れているたとえ。書物を読むのに、数行を一度に読み下すという意味。また、「すうこう」と読めば、涙が幾筋も流れ落ちる形容となる
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《 訳文 》
(のちに『文選』を編纂した)梁の昭明太子は、端正な顔立ちで、立ち居振る舞いも立派であった。(また、頭脳明晰で)書物を読むときは、一度に数行を読み下し、目を通したものは、みな記憶した。
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《 原文 》
太子美容貌、善挙止。読書数行並下、過目皆憶
太子、容貌美しく挙止善し。書を読むに数行並び下り、目を過ぎれば皆憶ゆ
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《一言多い解説》
ななめ読みは、目に入らない内容があるから、善くない
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