33:【一張一弛
】 出典:礼記
・雑記・下 |
《 意味 》
人に対して、厳しくしたり、寛大にしたりして程よく扱うこと。国を治めるにあたって、緩急の呼吸が大事であるという事。本来「一張一弛」は、琴や弓などの弦を、張ったり緩めたりする意。
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《 訳文 》
弓の弦
を張りっぱなしで緩めないのは、文王・武王のような聖人がしなかったことであり、緩めたきりで張らないのも、文王・武王のやらないことである。強く張ったり、緩めたりするのが、文王・武王のやり方である。
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《 原文 》
張而不弛、文武弗能也。弛而不張、文武弗為也。一張一弛、文武之道也
張りて弛
めざるは、文・武も能
くせざるなり。弛めて張らざるは、文・武も為さざるなり。一張一弛は、文・武の道なり。
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◎ 一言多い解説
鞭と飴で手なずけるやり方もある
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