32:【一隻眼 いっせきがん) 出典:揚万里詩・送彯元忠 ほうげんちゅう)県丞北帰
《 意味 》

 左右の目以外の別の一つの目。隻眼は一つの目。古代の聖人は、左右両眼とは別に、額に一眼を持つという伝説から転じ、ものを見抜く眼力、すぐれた見識をいう

 
《 訳文 》

 (彯元忠は)最近、別の一つの目をもつようになり、唐代の学者の最高峰さえ超えようとしている

 
《 原文 》

 近代別具一隻眼、要蹈唐人最上関

 近来別に一隻眼を そな)え、唐人の最上の関を )まんことを もと)

 
◎ 一言多い解説