319【しょう)に面して立つ】 出典・論語・陽貨
《 意味 》

 何も見えないし、前にも進めないこと。転じて、無学者・無能者のたとえ
 
《 訳文 》

 孔子が息子の伯魚に言われた。「おまえは『詩経』の周南・召南の詩を学んだか。人として周南・召南の詩を学ばなければ、それはちょうど塀を前にして立っているようなもので、何も見えないし、前にも進めないのじゃないかな」
 
《 原文 》

 子謂伯魚曰、女為周南召南矣乎。人而不為周南召南、其猶正牆面而立也与

 子、伯魚に)いて曰く、なんじ)周南召南をまな)びたるか。人にして周南・召南を為ばざれば、それ)お正しく牆に面して立つがごときか、と。

《一言多い解説》

 旅をさせる実地教育もある

 

   

   
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