309【酒池肉林】 出典・史記・殷本紀いんほんぎ)
《 意味 》

 豪奢を極めた酒宴。贅を尽くしたみだらな酒席 

《 訳文 》

 (殷の紂王ちゅうおう)は酒と女におぼれ姐己だっき)を愛し、姐己の言うことならなんでも聞き入れ、遊楽の限りを尽くした)。大勢の者を集めて、沙丘とよぶ庭園で豪勢に遊び、酒をたたえて池を造り、肉を木の枝につり下げて林のようにし、男女を裸にしてその間をかけまわらせ、いつ果てるとも知れない酒宴をはった

《 原文 》

 大冣楽戯於沙丘、以酒為池、懸肉為林、使男女倮相逐其間、為長夜之飲

 大いにあつ)めて沙丘に楽戯し、酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為し、男女をしてはだか)にし、その間に相)わしめ、長夜の飲を為す

《一言多い解説》

 レポート記事として読めばずいぶん内容が真面目