29:【一介の書生】 出典:王勃 おうぼつ)滕王閣 とうおうかく) 詩序
《 意味 》

 なんの取り得もない読書人。「介」は、草芥 そうかい)の「芥」と同じで、ごみ・あくたの意。ささいなもの、つまらぬものにたとえる。書生は、読書人

 
《 訳文 》

 わたくし 王勃はほんの弱々しい命を保っている、取るに足らない読書人にすぎない

 
《 原文 》

 勃三尺微命、一介書生

 勃は三尺の微命、一介の書生

 
◎類句

 一介の士  一介の儒生