284【死屍しし)に鞭打つ】 出典・史記・伍子胥ごししょ)列伝
《 意味 》

 故人を非難すること。死体に鞭打つことによって、生前の恨みを晴らすこと。

 
《 訳文 》

 (楚の平王に、父と兄を殺された伍子胥は、呉に亡命した。その後、呉軍が楚の都に攻め入ったとき、伍子胥は平王の子の昭王を捕え恨みを晴らそうとしたが、果たせなかった。伍子胥は)、楚の平王の墓を暴いて死体を引きずり出し、三百回も鞭打ってやっとやめた
《 原文 》

 乃掘楚平王墓、出其尸、鞭之三百、然後已

 乃ち楚の平王の墓を掘り、そのしかばね)を出し、これを鞭津こと三百、然る後)

 
《一言多い解説》

 手にまめができて痛かった