282【持久の計】 出典・三国志・蜀書・法正伝
《 意味 》

 勝負を速やかに決せず、城にたてこもり、または包囲して長く持ちこたえて敵を弱らせる戦術。「持久」は、長く持ちこたえる
 
《 訳文 》

 (劉備の臣法正が言った。「今、魏の武将が守っている漢中の地に我が軍が全員で攻め入ればきっと勝てます。勝利のあかつきには、農業を盛んにして食糧を蓄え、敵国の様子をうかがいながら三つのことを実行します。まず外敵を破り蜀の王室の威光を示します。つぎに養蚕をさかんにすることで国境を広げ)、さらに地の利を得た蜀の地を堅固に守り、勝負をあせらず、敵の戦力を弱らせる計略を用います。(そうすれば、蜀の基礎も、揺るぎないものとなりましょう」)
《 原文 》

 下可以固守要害、為持久之計

 下は以って要害を固守し、持久の計を為すべし
 
《一言多い解説》

 正にその通りだが、かったるいね