275【三人行えば必ず師あり】 出典・論語・述而
《 意味 》

 悪い手本にせよ良い手本にせよ、必ずそこから学ぶべきところがある。恒常的な師が存在しなくても、三人で事を行ったとき、、他の二人の行動を正しく分析し、見習うべき手本と、見習ってはならない手本とを見分ければ、いかなる人の行動もすべてわが身の師となる。。「三人」は、自分と、善者、不善者、または少人数の意。「行」を行動と解す説と、道を行くと解す説があるがあまり大差ない
 
《 訳文 》

 孔子が言われた。「三人で事を行ったときには、他の二人の行動から必ず自分の師となるものを発見する。良い手本となる人の行動を選んで従い、悪い手本となる人の行動を見て改めるからだ
《 原文 》

 子曰、我三人行、必得我師焉。択其善者而従之、其不善者而改之

 子曰く、我三人行えば必ず我が師を得。その善者をえら)択びてこれに従い、その善ならざる者はこれを改む
 
《一言多い解説》

 今の世には、反面教師ばかりが増えた