272【三従】 出典・儀礼・喪服そうふく)
《 意味 》

 婦女が服従しなければならないとされた三つのこと。婦女には三つの従わなければならないものがあるという教え。婦女の生涯は、幼時には父に、嫁いでからは夫に、夫の死後は子に従うということ
 
《 訳文 》

 女の人には三つの服従すべき教えがあって、自分から行動する道がない。だからまだ結婚しないうちは父に服従し、結婚すると夫に服従し、夫が死んでからは息子に服従するのである。

《 原文 》

 夫人有三従之義、無専用之道。故未嫁従父、既嫁従夫、夫死従子

 婦人に三従の義有りて、専用の道無し。故に未だ嫁せざるには父に従い、既に嫁しては夫に従い、夫死しては子に従う、
 
《一言多い解説》

 女三界に家無し