271【三才】 出典・易経・繫辞伝・下
|
《 意味 》
天・地・人の称。天の運行・地の法則・人間社会の道義のこと。あるいは三人の才能あふれる人物のことをいう。「才」は、働き、または才能の意。「三極」「三才」「三儀」も同義語
|
《 訳文 》
(『易経』という書物には、あらゆる道理が備わっている)。天の定めた自然法則があり、人のふみ行うべき道があり、地上における決まりがある。(八卦における三爻でも天地人を尽くすが、それぞれに陰・陽があるので、)この三者に陰陽を兼ねさせて、それを二重にしたから、六本の爻(から成る六十四卦)となったのである
|
《 原文 》
有天道焉、有人道焉、有地道焉、兼三才而両之、故六
天の道有り、人の道有り、地の道有り、三才を兼ね、これを両つにす、故に六なり
|
《一言多い解説》
人の道が一番覚束ない
|
|