267【猿に木登り】 出典・詩経・小雅・角弓 |
《 意味 》
無駄なことのたとえ。教える必要のない者に教えること。原典では、木登りが得意な猿に木登りを教えて増長させ、悪に導くという意。原典の「猱」は、手長猿の一種。
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《 訳文 》
(王たる者は人々を善に導かねばならない。王の導き方によって人々は善にも悪にもなる)。猿に木登りを教えるように悪に導く手助けをしてはならない。それはちょうど泥に泥を塗るようなもので悪を増長させることになる。(王が上手に導けば、人々は皆王につき従ってくるであろう)
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《 原文 》
毌教猱升木、如塗塗附
猿に木に升るを教うる毌れ、塗に塗を附するが如し
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《一言多い解説》
この手の諺は多い。人間は人に偉そうに知識や技術を教えたがる習性があって、嫌われる
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