264【酒は天の美禄】 出典・漢書・食貨志
《 意味 》

 酒は天が与えた素晴らしい贈り物ということ。酒を賛美する言葉。「禄」は、本来役人の俸給をいい、上から下に賜るものの意。単に「美禄」で、酒を指すこともある
 
《 訳文 》

 酒は天が与えた甘美な贈り物で、皇帝が天下の人民を養いはぐくみ、供えて神わまつって福を祈り、衰えた者を助け、病んだ者を療養するためのものである。

《 原文 》

 酒者天之美禄、帝王所以頤養天下、享祀祈福、扶衰養疾

 酒は天の美禄にして、帝王の天下を頤養いよう)し、享祀きょうし)して福を祈り、衰をたす)しつ)を養う所以ゆえん)なり

 
《一言多い解説》

 二日酔いに注意