256【今昔の感】 出典・欧陽脩・昼錦堂記 |
《 意味 》
人の思いとして、今も昔も変わることのないもの。また、今の状態から、過ぎ去った時や境遇の変化をしのぶ感慨を表すときにも用いられる。「今昔」は、いまとむかしの意
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《 訳文 》
宮仕えをして、将軍や宰相となり、富と地位を得て、故郷に錦を飾るのは、今も昔も変わることなく、だれしもが誉とすることである
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《 原文 》
仕宦而至将相、富貴而帰故郷、此人情之所栄、而今昔之所同也
仕宦して将相に至り、富貴にして故郷に帰るは、これ人情の栄とする所にして、今昔の同じくする所なり
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《一言多い解説》
人生来し方を振り返り、我が人生の達成感に浸る至福の情は良いもんだ
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