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251【滑稽こっけい)】 出典・楚辞・朴居ぼっきょ)
《 意味 》

 知識が多く、かつ口が達者で人を言いくるめる力を持っている事。また、おもしろく巧みに言葉や考えをいうこと。「滑稽」は、元酒器の名。注ぎ口から次々と酒を出すことから、言葉がとめどもなく出てくることにもたとえられる
 
《 訳文 》

 (屈原が言った)。「清廉潔白せいれんけっぱく)で正直に、自分から清らかにしていこうか、それとものらりくらり、べらべらと口で言いくるめ、油のようにぬるぬると、風になびく葦のように節操をもたないでいこうか」

《 原文 》

 寧廉潔正直、以自清乎、将突梯滑稽、如脂如韋、以潔楹乎

 むし)ろ廉潔正直、以自ら清くせんか、)突梯とってい)滑稽 脂の如く韋の如く、以て潔楹けつえい)せんか
 
《一言多い解説》

 学者風情で行くか、お笑いタレントで行くか