245【湖上魚をひさ)がず】 出典・淮南子・斉俗訓せいぞくくん)
《 意味 》

 物が豊富な所で、それと同じ物を売るような愚かなことをしない。「鬻ぐ」は、売るの意
 
《 訳文 》

 門をたたいて水を求められれば、水を与えない者はいない。自分の家の水が十分に足りているからである。林の中で薪を売らないのも、湖のほとりで魚を売らないのも、そこではそれらの物がたくさんとれるからである

《 原文 》

 扣門求水、莫弗与者。所饒足也。林中不売薪、湖上不鬻魚、所有余也

 門をたた)きて水を求むれば、与えざる者)し。饒足じょうそく)なる所なればなり。林中には薪を売らず、湖上には魚を鬻がず、余り有る所なればなり

《解説》

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