24:【衣帯を解かず】 出典:漢書・王莽 おうもう)
《 意味 》

 不眠不休で仕事をはげむのたとえ

 
《 訳文 》

  陽朔 ようさく) 年間(前24~前21)に、伯父の大将軍鳳の病気が重くなった。王莽は看病するのに、自分で煎じ薬の毒味をした。髪は乱れ顔一面垢だらけで、、着物の帯を解かないでいる状態が何か月も続いた。

 
《 原文 》

 陽朔中、世父大将軍鳳病。莽侍疾親嘗薬。乱首垢面、不解衣帯連月
 陽朔中、世父大将軍鳳 へい)す。莽、 しつ)に侍し みずか)ら薬を )む。乱首垢面、衣帯を解かざること連月。

 
◎一言多い解説

 紀元前より、医師、看護師は不眠不休の働きで人の命を救ってきた