233【荒唐無稽】 出典・荘子・天下--書経・大兎謨
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《 意味 》
話や考えによりどころがなく、でたらめでとりとめもないこと。「荒唐の言」、「無稽の言」の二つを合わせもちいられる
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《 訳文 --荘子・天下--》
<荘子>(昔の道術の本体は、混沌として無形で、そのはらきは万物と共にきわまりなく変化して、あらゆるものを斉一にみなすと説いている)。荘周(荘子)はこの説を学んで心から共鳴し、実情の伴わない広遠な説、判断不可能な広大な説、糸口がとらえられない言辞を用いてこれを述べた
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《 原文 》
荘周聞其風而悦之、以謬悠之説、荒唐之言、無端崖之辞
荘周その風を聞きてこれを悦び、謬悠の説、荒唐の言、端崖無きの辞を以てす
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《 訳文 --書経--》
(帝位についての心構えは)、よりどころの無い話には耳を傾けてはならない、独断に出たはかりごとに用いてはならない。(ということである)
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《 原文 》
無稽之言勿聴、弗詢之謀勿庸
無稽の言は聴くこと勿れ、弗詢の謀庸うること勿れ
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《一言多い解説》
煙に巻く術指南書
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