228【高山流水】 出典・列子・湯問
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《 意味 》
絶妙な音楽
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《 訳文 》
伯牙は琴の名手で、鐘子期は音楽を聞き分ける良い耳をもっていた。伯牙が、高山に登る思いを抱いて琴を弾くと、鐘子期は、「すばらしい。険しくそそり立つさまは、まさに泰山を思わせる」と言った。拍牙が、流れる河を思い浮かべて琴を弾くと鐘子期は「すばらしい。水がいっぱいに広がり、まるで長江(揚子江)や黄河の流れを見ているようだ」と言った。
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《 原文 》
伯牙善鼓琴、鐘子期善聴、伯牙鼓琴、志在登高山、鐘子期曰、善哉、峩峩兮若泰山。志在流水、鐘子期曰、善哉、洋洋兮若江河
伯牙善く琴を鼓し、鐘子期善く聴けり。伯牙琴を鼓し、志、高山に登るに在れば、鐘子期曰く、善きかな、峩峩として泰山の若し、と。志、流水に在れば、鐘子期曰く、善きかな、洋洋として江河の若し、と
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《一言多い解説》
そして、軍歌が生まれた
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