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225【巧偽こうぎ)拙誠せっせい)に如かず】 出典・説苑ぜいえん)説叢ぜいそう)
《 意味 》

 たとえつたな)くても、真心のあるほうが、うわべを飾り巧みそうに見せて、実のないものよりはよい

 
《 訳文 》

 士というものは、利益で軽々しく動いたりしないし、思い悩んで自分の立場を改めたりしない。 ・・・ どれだけ賢くても自分のことしか考えないのは、たとえ愚かでも多くの人々のためを思うものには及ばない。だから、幾ら巧みに見えても偽りであるのは、たとえ拙くても真心のあるものには及ばない、というのである

《 原文 》

 士不以利移、不為患改。・・・智而用私、不如愚而用公。故曰、巧偽不如拙誠

 士は利を以って移らず、患改かんかい)を為さず。・・・智にして私を用いるは、愚にして公を用いるに如かず。故に曰う、巧偽は拙誠に如かず、と。

《一言多い解説》

 

 

   


   
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