214【狷介の士】 出典・世説新語・言語 |
《 意味 》
頑固で協調性に乏しい人物のこと。「狷」は、意を曲げないこと。「介」は、よろいのうよに堅いこと。絶対に人と相容れない者をいう。
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《 訳文 》
(向秀⦅竹林の七賢人の一人⦆は、晋の文帝⦅司馬昭⦆に、君は許由のように隠逸の志があるときいたが、どうして仕官したのだと言われた。向秀は)「巣父・許由は、頑固で決して他と妥協しない人物ですから、それほど慕うには足りません」と答えた。
(巣父も許由も中国古代の伝説上の高士)
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《 原文 》
対曰、巣許狷介之士、不足多慕
対えて曰く、巣・許は狷介の士なれば、多く慕うに足らず、と
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《一言多い解説》
向秀が時の君主に聞かれて、そこまで傲慢な事を言っている。思いっきり、ハッタリ
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