21:【
衣錦
(
いきん
)
の栄
】
出典:
欧陽脩
(
おうようしゅう
)
・昼錦堂記
《 意味 》
立身出世して故郷に帰る名誉。「衣錦」は錦を着ること。富貴になり高価な錦の衣服を着て故郷に帰る栄誉の事。
《 訳文 》
名門出身でない人物が、仕官して大将・大臣になり、富貴になって世に時めいて、得意になっているようすを、昔の人は錦の衣を着て故郷に帰る栄誉にたとえた。
《 原文 》
此一介之士、得志当時、而意気之盛、昔人比之衣錦之榮者也
これ一介の士、志を当時に得て、意気の盛んなる、昔人これを衣錦の栄に比する者なり。
◎一言多い解説