207【 蟪蛄は春秋を知らず】 出典・荘子・逍遥遊 |
《 意味 》
短命のたとえ。また、世間を知らないことのたとえ。「蟪蛄」は夏蝉。夏蝉は短命であることから、狭い世界しか知らないこと
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《 訳文 》
(小さな知恵は大きな知恵に及ばず、短命は長命に及ばない。なぜそれがわかるかといば苔の類は朝生えて夕方には枯れるので、月の終わりと初めを知らないし)夏の蝉は、一夏しか生きないので、春と秋を知らない。これは短命だからである。
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《 原文 》
蟪蛄不知春秋。此小年也
蟪蛄は春秋を知らず。これ小年なればなり
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《一言多い解説》
短命って案外幸せな生き方かもしれない、と蜻蛉が言っている
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