199【群羊を駆って猛虎を攻む】 出典・戦国策・楚策
《 意味 》

 弱いものを多く集めて、とうてい対抗できない強いものを攻めることにたとえる。転じて、勝ち目のないことのたとえ。

 
《 訳文 》

 (秦に)対抗する合従がっしょう)側は、多くの羊を駆り集めて獰猛な虎を攻めるようなものです。そもそも虎と羊では比較にならないのは明らかです。

《 原文 》

 為従者、無以異於駆群羊而攻猛虎也。夫虎之与羊、不格明矣

 しょう)を為す者は、以て群羊を駆って猛虎を攻むるに異なる無きなり。夫れ虎と羊とは、格せざること明らかなり。

《一言多い解説》

 歯が立たない