197【群臣を)つ】 出典・史記・楽毅がっき)列伝
《 意味 》

 王の死去をいう。多くの臣下を捨てて、あの世に旅立つ意から。

 
《 訳文 》

 先王(えん)の昭王)は恨みをはらし、恥をすすぎ、強大な敵国斉を平定して、八百年にもわたって蓄積してきた彼らの財宝を手に入れました。ですから、先王が崩御された日になっても、生前の教えは衰えることがありません。

《 原文 》

 若先王之報怨雪恥、夷万乗之彊国、収八百歳之蓄積。及至弃群臣之日余教未衰

 先王の怨に報い恥をすす)ぐが若き、万乗の彊国きょうこく)たい)らげ、八百歳の蓄積を収む。群臣を弃つるの日に至るに及ぶも、余教未だ衰えず。

《一言多い解説》

 先王(昭王)は亡くなる時「私の後を追って、死出の道を伴に就くことはしてはいけない」くらいの事を言ったかも