176【玉砕】 出典:北斉書・元景安伝 |
《 意味 》
名誉を重んじ潔く死ぬこと。価値ある犠牲のたとえ。また、天子が災難に遭遇すること。
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《 訳文 》
(北斉の元景安は元を姓とする一族の者の多くが罪を受けて殺されたので高という姓と改めたいと朝廷に申し出た)。すると同族の元景晧が言った。「なぜ本家の姓を捨て、他の姓を名乗ろうとするのか。立派な男であるなら、むしろ玉となって、潔く砕けるべきで、取るに足らぬ瓦となって命を長らえるべきではない。
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《 原文 》
景晧云、豈得棄本宗遂他姓。大丈夫寧可玉砕、不能瓦全
景晧云う、豈に本宗を棄て、他姓を遂うを得んや。大丈夫寧ろ玉砕すべくも、瓦全する能わずと。
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《 一言多い解説 》
多くの兵士には玉砕は、退路を絶たれたとは言え ・・・
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