175【曲学阿世】出典:史記・儒林列伝(轅固生) |
《 意味 》
真理を曲げて、無理に世人の気に入られる説を立てること。「阿」は、おもねる、こびへつらうこと。世間の風潮に合うような学説を唱えること。
|
《 訳文 》
(漢の孝景帝の時の博士であった轅固生は、病気のために官を退いていたが、武帝が即位すると再び召し出された。そのとき、同様に召された公孫弘は、轅固生を横目に見て彼の様子をうかがった)。すると轅固生が言った。「公孫子よ、正しい学問に努めて己が正しいと思うことを言いなさい。学問を曲げて世の人に媚びてはなりません)
|
《 原文 》
固曰、公孫子、努正学以言、無曲学以阿世
固曰く、公孫子、正学に努めて以て言え、学を曲げて以て世に阿ること無れ、と
|
《 一言多い解説 》
立候補者の選挙公約に、正に当てはまる
|
|