173【
筐
(
きょう
)
を以て
屋
(
おく
)
を
持
(
たも
)
つべからず】 出典:
淮南子
(
えなんじ
)
・
斉俗訓
(
せいぞくくん
)
《 意味 》
人間はそれぞれの能力に合った配慮をすべきであるということ。「筐」の字は正しくは「
筳
(
てい
)
」で、小さなかんざしの意。「屋」は、屋根。「持つ」は、支える。小さなかんざしでは屋根を支えることができないように、ものにはそれぞれ能力に合った用い方があるという事。
《 原文 》
筳不可以持屋
筳は以て屋を持つべからず
《 一言多い解説 》
力不足と役不足の意味を間違えないようにしましょう