172【境に入りては禁を問う】 出典:礼記・曲礼らいき・きょくらい)
《 意味 》

 その場の環境にけんきょな態度で順応せよということ。「境」は、国境。「竟」とも書く。他の国に行く場合に、国境に入ったらまず、そこで禁止されている事を問い尋ね、街に入ったら習慣を問い尋ねね家の門に入ったら、あらかじめ、その家で口にしてはならない先祖の諱(死んだ者の生前の名)を問い尋ねることが礼儀である。

《 原文 》

 入竟而問禁、入国而問俗、入門而問諱

 竟に入りては禁を問い、国に入りては俗を問い、門に入りては諱を問う

《 一言多い解説 》

 はい、わかりました