17:【家に弊箒 へいそう)ありこれを千金に )つ】 出典: 曹丕 そうひ)・典論
《 意味 》

 うぬぼれの強いこと。人は自分の欠点には気づかないものだというたとえ。

  「弊箒」は、役にたたない古ぼうきの意。「亨」は相当するの意。自分の家の古ぼうきを、非常に高価なものと思い込むという意味。
 
《 原文 》

 里語曰、家有弊箒、亨之千金。斯不自見之患也

 里語に曰く、家に弊箒有り、これを千金に亨つ、と。 )れ自ら見ざるの うれ)いなり。
 
◎一言多い解説

 旧家の末裔が古びたガラクタなどを蔵から見つけ、ありがたく家宝として押し頂く様子も同じ